適切に赤ちゃんのスキンケアができる沐浴方法は?

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赤ちゃんの沐浴、退院して最初の難所の1つですよね。

お母さんお父さんの負担をなるべく少なく、かつ、赤ちゃんのスキンケアが適切にできる入浴方法についてまとめます。

こちらのツイート⇩でも軽く触れましたが、このページではもうちょっと詳しくまとめます。

病院で昔から教えられる赤ちゃんの沐浴法と、スキンケアに適した入浴法は違います

  • 病院の沐浴指導で教えられる赤ちゃんの入浴方法と
  • 皮膚トラブルを予防するための入浴方法とには

大きな違いがあります。

例えば、

  1. ガーゼで拭きながら洗う→△
  2. ベビーバスの中に赤ちゃんをつからせながら洗う→△
  3. かけ湯なしで、石鹸水になったお湯から赤ちゃんを上げて終了→△
  4. 沐浴剤を使う→△
  5. 顔はガーゼで拭くだけ→△
  6. 顔にも泡を付けるけど、濡れガーゼで拭き取るだけ→△

といった感じです。

じゃあ、「どうやって赤ちゃんを沐浴するの?」という点について、次の項でまとめていきます。

赤ちゃんの皮膚トラブルを予防する入浴方法

準備する物

準備するものはこれだけです。

  1. 泡で出てくるベビーシャンプー
  2. 泡で出てくるボディーソープ
  3. 赤ちゃんを寝かせるマット
  4. シャワー
  5. (ベビーバス)
  6. フェイスタオル
  7. バスタオル
  8. 保湿剤

ガーゼもかけ布も基本的にはいらなくて、これ⇧だけです。

③のマットはについは、先述したツイートをご参考に⇩

赤ちゃんが入浴する場所

シャワーを使いたいのでお風呂場がベストです。

寒い時期は、

  • 浴室暖房を使って
  • 浴槽にお湯を張って

浴室内を暖めておくと、快適に沐浴・入浴させられると思います。

赤ちゃんの皮膚トラブルを予防する入浴方法

①マットの上に赤ちゃんを寝かせて、泡で包み込んで洗う。

⇧お風呂場の床に赤ちゃんを直接寝かせるのはアレなので、小さいマットを準備。100均にも売ってるよ!

こんな⇧マットの上に赤ちゃんを寝かせて、泡で包み込むようにして「泡で」洗います

【泡で洗う時のポイント】

  1. 泡で包み込むように「泡で」洗う。
  2. 決して手の平でゴシゴシ洗わない。
  3. 頭皮だけは指のハラを使ってゴシゴシワシワシしてOK
  4. 耳の周囲、耳の下の付け根部分もしっかり泡で洗う。
  5. 顔にも泡をしっかりつけて包み込むように洗う。
  6. 手の平で作った泡は弾力性に欠ける泡になりやすいので、できるだけポンプを押せば泡で出てくるタイプの石鹸が良い。
赤ちゃんの目に泡が入るんじゃ…?と心配な方へ

「赤ちゃんの目に泡が入ってしみたら可哀想…」と誰もが思うと思います。

目に入る泡というのは、弾力のないヘタったシャビシャビの泡です。

弾力のあるモコモコの泡は、まばたきをしても目の中にはそうそう入りません。

体を包み込むように優しく洗うためにも、泡が目に入らないように顔まで洗うためにも、弾力のある泡が出るボディーソープを使ってください。

赤ちゃんが大人と一緒のタイミングで入浴できるようになったら、必ずしも小さなマットの上で洗わなくても、こんな風に⇩大人の太ももの上に寝かせて洗うこともできます。(滑って転落しないように注意!)

②シャワーで流す。

泡やぬめりが残らないように、シャワーできれいに流します。

最初に、頭&顔の泡を流してあげます。

赤ちゃんの顔をめがけてシャワーを掛けるとかなりびっくりしてしまうと思うので、赤ちゃんをお座りさせるように片手で起こして、頭からシャワーを掛けます

ちょうどこんな感じ⇩のイメージで。

お水が上から流れてくると赤ちゃんも自然に目を閉じますから、ヘンに目の部分だけをガードしなくて大丈夫

逆に目の周囲に泡成分が残って湿疹の原因になりかねないので、流水でしっかり流してあげましょう。

頭&顔を流すと最初の頃はビックリして泣く赤ちゃんが多いと思いますので、手元に乾いたタオルを用意しておいて、頭&顔を流したらすぐに顔を拭いてあげるといいと思います。

③お湯につかって温まらせてあげたければ、ベビーバスにお湯を張ってつからせる。

「ベビーバスはいつ出てくるの?」と思っていたかもしれません。

が、ベビーバスは赤ちゃんの入浴の必需品ではありません

お母さんお父さんが「今日は寒いからお湯に浸からせてあげたいな」と思えば、最後に綺麗なお湯を使ってベビーバスで入浴させてあげてください。

(1ヶ月健診まではベビーバスで、それ以降問題がなければ大きな浴槽でも可)

初夏~夏の終わりの生まれの赤ちゃんだと、「泡洗浄→シャワーで流すだけで済んでしまってベビーバスは不要だった」、ということも珍しくありません。

赤ちゃんをお湯につからせる時の注意点

日本人はお湯につかる文化があるので、「入浴と言えば浴槽につかる」「ましてや赤ちゃんなんだから冷やさないように」と考える人が多いようです。

「お湯があったかくて気持ちいね」という体験をさせてあげるのはもちろんいい事だと思いますが、以下のようなことには注意してくださいね。

  • 赤ちゃんの体力が消耗し過ぎてしまわないよう、ぬるめのお湯(38~39℃くらい)で、短時間(3~5分程度)で済ませる。
  • 暑い湯や長湯によって赤ちゃんの皮脂が奪われて、乾燥を引き起こし湿疹の原因になることもあるので、「お湯につかること」にはそれほどこだわらなくてもいい。

④お風呂場の出入り口付近で赤ちゃんの体を拭く→保湿→洋服を着る。

泡をキレイに流したら、お風呂から出たところで赤ちゃんの体を手早く拭いてあげます。

この時もゴシゴシ拭くのではなく、タオルを押し付けるようにして「押し拭き」します。

  1. 寒い時期でない
  2. 洗面所に暖房が入る

のなら、お風呂から出たところにバスタオルだけでなく、お洋服・保湿剤も準備しておいて、「その場で拭く→保湿→洋服を着る」でもいいですね。

洗面所での保湿・着衣が適切でないご家庭なら、水分をある程度拭いてからリビングなどに移動して「保湿→洋服を着る」に移行してください。

保湿剤は何を使えば?

「保湿保湿って言うけど、何を使ったらいいんですか?」はしょちゅういただく質問です。

結論から言うと、赤ちゃんの肌に合っていれば何でもいいです。

赤ちゃんの肌にかさつき・痒みが出ていれば、小児科・皮膚科で相談すれば保湿剤を処方してもらえることも多いですし、ドラッグストアなどで簡単に手に入るものでもまったく問題ないです。

我が家ではナチュラルサイエンスのベビーミルキーローションを愛用していましたが、いかんせんちょっとお高いので、肌に合えばもっとお安いものでも全然かまわないと思います。

保湿剤の量の目安は、「ローションタイプでは1円玉大で大人の手の平2枚分の範囲」です。

けっこうギトギトで最初はびっくりすると思いますが、目の周囲・耳の裏を含む顔全体~足の指の間まで、全身くまなくたっぷり塗ってあげてくださいね。

まとめ

スキンケアに適した赤ちゃんの入浴方法についてまとめました。

このページでご紹介した方法がすべてのご家庭で最適とは限りませんし、赤ちゃんとお世話をする大人のその日その日の体調によっても最善の方法は変わってくると思います。

「基本の考え方はこうだよ」という部分を汲み取って、うまくアレンジしていただければと思います。