【助産師が教えます】赤ちゃんの体重増加の計算方法

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助産師16年&母乳育児支援者&一児の母。助産師の仕事の中でも特に母乳育児支援が好きで、たくさんの母子の母乳ライフのお手伝いをしてきました。 「『母乳だけ』も混合栄養も全部母乳育児」という思いで、母乳育児を科学的な視点+リアル感覚の両方から解説しています。趣味は子ども服作り。

母乳やミルクが足りているか判断するのによく使う、「1日〇gの体重増加」という表現。

実は、体重増加の計算の仕方が分からない…

という人のために、サクッと赤ちゃんの体重増加の計算方法について解説しますね♪

体重増加の計算方法=(今日の体重ー退院時体重 or 前回の体重)÷日数

さっそく結論ですが、赤ちゃんが1日当たり何g体重が増えているかの計算式はこうなります。

ミカ子
  • (今日の体重ー退院時体重 or 前回の体重)÷日数
  • 日数=退院時 or 前回体重測定時から経過した日数
たまに「出生時体重」から計算する医師も…

「(今日の体重ー退院時体重 or 前回の体重)÷日数」と書きましたが、退院時体重からではなく出生時体重から体重増加を計算する小児科医に出会うことがあります。

(私の感覚としては、出生時体重から計算する医師は母乳育児支援には積極的でない印象があります)

出生時の体重から7%程度までは体重減少するのが普通のことなので(これを「生理的体重減少」といいます)、退院時、もしくは体重が増加し始めた日から計算するのがやはり適切だと思います。

できるだけ正確に1日の体重増加を知る3つの方法

「赤ちゃんの体重増加を知る=適切な授乳ができているか」の大事な指標です。

授乳量評価の目的では、以下の2点から大人用体重計で赤ちゃんの体重を算出する方法おすすめしません。(だいたいの目安を知って、成長を確かめるには手軽でいいですが)

【赤ちゃんの体重測定に大人用体重計を使わない方がいい理由】

  1. 最小単位が100~500gと大きいから(赤ちゃんの体重は1g単位で測定できる体重計がベター)
  2. 検定していないことが多いから(詳細は後述しますね)
大人用の家庭用体重計で赤ちゃんの体重の「目安」を知る方法
ちゃんを抱っこして一緒に体重計に乗った時の体重)―(抱っこしていた大人の体重)」でだいたいの赤ちゃんの体重を知ることができます。

「赤ちゃんの成長を楽しむ」目的ならこの方法で十分ですね♪

方法①:1~5g単位で測定できる体重計で測る。

先述した通り、赤ちゃんの授乳量評価には大人用の家庭用体重計は適していません。

授乳量評価は、できるだけ1g単位(せめて5g単位)で測定できる赤ちゃん用の体重計でしてください。

1g単位の体重計をオススメする理由は以下の2点です。

【1g単位で測定できる体重計がいいワケ】

  1. 大人用の家庭用体重計の多くは500g単位でしか測れないから。
    家庭用体重計の最小単位は、多くは500g、せいぜい50~100gだと思います。
    生まれた直後~生後2・3ヵ月頃までの赤ちゃんの1日の体重増加は18~35gと数が小さいので、大人用の家庭用体重計では精度に欠けます。
  2. 大人用体重計は、ちょっとした体重のかけ方でも測定値が変わることがあるから。
    経験のある方も多いと思いますが、体重計に乗った時に前後に重心を傾けるとけっこう測定結果が変わります。
    これでは、正確な授乳評価ができないですよね。

1g(5g)単位で体重測定できる場所は、

  • 病院
  • 保健センター
  • 児童館
  • 子育て支援センター

などです。

1ヶ月に1~2回程度の頻度で「体重測定会」や「身体測定会」を行っている自治体も多いので、保健センターなどに問い合わせてみてくださいね。

方法②:できるだけ検定済みの体重計で測る。

大人用の家庭用体重計をアテにしすぎてはいけないもう1つの理由が、未検定で正確に測定できているか分からないからです。

  • 病院
  • 保健センター
  • 児童館
  • 子育て支援センター

といった公的機関・病院で使っている体重計は1~2年に1回「検定」を受けていて、「正確に測定できる体重計」というお墨付きをもらっています。

先述した通り、赤ちゃんの1日の体重増加は18~35gと数が小さいので、「お墨付き」の体重計を使った方が適切ですよね。

方法③:体重測定は「乾いたオムツ1枚」で!

赤ちゃんの体重測定をする時の「条件を一緒にする」というのも大事なポイントです。

ほとんどの病院・健診会場では以下のような条件で体重測定していると思いますので、この条件に常に合わせておくといいですよ。

【赤ちゃんの体重測定時の条件】

  1. 赤ちゃんが身に着けているのはオムツ1枚だけ(洋服は着ない)
  2. オムツは乾いた状態

正確な体重増加が算出できないと、今後の授乳をどう進めればいいのか判断しにくくなります。

洋服を着ていたり着ていなかったりと条件がバラバラにならないよう、気を付けてくださいね。

「でも家でもちゃんと飲めているか知りたいんだもん!」という人は「おしっこ回数」に着目!

このページでは、「体重から」授乳量が適切かを判断する前提で話を進めてきました。

だからと言ってこんな感じの⇩赤ちゃん用の体重計を購入・レンタルする必要はありません

日々の生活の中では、「1日に出る赤ちゃんのおしっこ」から飲めているかどうか推定できますよ。

こんな感じで⇩おしっこが出ていれば、「よく飲めている」と判断できます。

赤ちゃんのおしっこから授乳量が十分と判断するポイント
  1. 1日6回以上出る
  2. 色が薄い~透明
  3. ずっしりとした重さ

毎日の授乳量評価はおしっこ状況でして、1ヶ月に1回程度体重測定をすれば、多くの赤ちゃんはOKです。

まとめ

  1. 赤ちゃんの1日当たりの体重増加を計算する方法
  2. 正確に体重測定する3つのポイント

についてまとめました。

最初の2~3ヶ月は「1日当たりの体重増加」が、よく飲めているかの目安にしやすいですが、それ以降は成長曲線を使った方が分かりやすいと思います。

足りてる?足りない?を見分ける2つの方法」も参考にしてください。

母乳やミルク、足りてる?足りない?を見分ける2つの方法

2019年3月1日

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