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- 陣痛ってどれくらい痛いんだろう?
- 自分に耐えられるのかな?
- なるべく痛みを和らげてラクに過ごしたいけど、どうすればいいんだろう?
こんな疑問にお答えします。
このページの内容は、Twitter上で2人の助産師
- おかめさん(@tocowaka2013)
- 私、ミカ子(@midwife_kaasan)
が同じ話題で盛り上がってコラボトークのようになったものを、引用許可をいただいて1つのページにまとめたものです。
必要に応じて私ミカ子が補足をしている部分もあります。
1.7万字以上の長文なので、目次から必要な箇所に飛んで読んでいただくこともできます。
- 陣痛の痛みを和らげる方法・コツ
- 陣痛の始まりの頃の過ごし方
- 陣痛が強くなって子宮口が開いてきてからの過ごし方のコツ
- 出産は1人で頑張るのではなく、チームで頑張る
- 入院する前に破水した時の対処法
- 出産の時に出る声・叫びは恥ずかしくないこと
- 出産は「便と共に」も珍しくない!でも便秘で産道が狭くならないように注意が必要
- 出産には体と心の準備が大事
- バースプランの立て方・書き方
- 経腟分娩予定の人も帝王切開バージョンでの出産もイメージしておく
- 会陰マッサージ・会陰切開についての考え方
- 出産を終えてモヤモヤしたら「分娩の振り返り」をしてもらうのが大事
陣痛を進める・和らげるコツ&出産の不安に対処する方法
分娩経過のバリエーションは際限なくあり、お母さんと赤ちゃんの組み合わせの数だけあります。
だから「陣痛を進めるコツ」も「痛みを和らげるコツ」も万人に当てはまる答えはありません。残念ながら。
「自分にとっての正解」は「産むたびごとに」自分で探して見つけるしかないんです。
そんな「自分にとっての正解」を見つけるヒントになればと思います。
陣痛の痛みを和らげる方法・コツ
無痛・和痛分娩でない限り、陣痛というものはどうやっても、すっっごく!痛いものです。
人によって痛みの閾値は違うし、キャラも違うので、「これさえやれば大丈夫!」という産痛緩和はないですが、多くの人が痛みがラクになるコツをいくつかご紹介しますね。
陣痛も初めは生理痛みたいな感じで始まることが多いです。おうちで陣痛間隔が狭まるのを待つ間も、湯たんぽとかで腰を温めながらやり過ごすとラクに過ごせることが多いよ。>RT
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
お風呂にぬるめのお湯をたっぷり溜めて入るのもおすすめ。
温かさで痛みも和らぐし、浮力のおかげか、腰~おしもにズーン!とくる感じもラクになる。
私は一旦入ったら出られなくなってノボせた😓https://t.co/FIXhSbvtve
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
破水してなかったら、お風呂に浸かって身体ごとあったまってOK🙆♀️ https://t.co/rhDtpLE8ow
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
わたしもソフロの考え方は好きですねぇ((((⊂( ^ω^)⊃
母性のスイッチがウンタラとかは置いといて、陣痛開始から赤ちゃんが出てくるまでの経過、各ステージで変化していく陣痛にどうやって対処していくか、しっかりイメトレして出産に臨むのは超超超おすすめ。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
まじめにソフロをやろうと思うと結構前から準備しなくちゃいけないんだけど。
でも「陣痛はどんなに長くても1回60秒。10秒ずつの呼吸法6回、て見通しが付いていたからパニックにもならずに、絶望もせずにやれた」ていう妊婦さん多いね。
見通し持つだけでラクになるのよ〜。 https://t.co/9OvLAWcD3d— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
- テニスボール
- ゴルフボール
は重宝する人が多いです。
最後の「いきみたいけどいきめない」時間に肛門を押すのにも使えるのはもちろん。
ボールを使って腰~おしりをマッサージしてもらった方が、手でのマッサージより気持ちいいと感じる人もいます。
お産を進める、陣痛の始まり頃の過ごし方のコツ
正常な妊娠経過の場合、あまり早いタイミングでは入院しないで、陣痛の始まり頃は自宅で過ごすようアドバイスされる病院が多いと思います。
でも、痛みがあるのに自宅で過ごすのは想像以上に不安で心細いものですよね。
そんな、陣痛の始まり頃の過ごし方のヒントについてまとめていきます。
お産始まるのってドラマとかだと急に「うっ…!生まれる!」てなるけど、初産婦さんはまずならない。
後から振り返ると
そういえば朝から下腹部やおしも重かった
そういえばいつもの張りと感じが違った
という事もよくあるので「いつもと違う」と感じたら昼寝でも朝寝でも夕寝でもしとくといいです。— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
お産はとにかく体力・精神力勝負。
いかに省エネで最後のアノ産む姿勢になるかが大事。食べれる時に食べて、寝れる時に寝て、動ける時に動いて。
体力・精神力に余力があると、産後の母乳育児もラクですよ。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
ほんとほんと。食べられる時に食べ、寝られる時に寝て、動ける時に動きましょう。
潜伏期(5分間隔になる前)はとにかく省エネ。陣痛が始まったことを意識しすぎず、いかに平常心でいつものアナタらしく過ごすか。ここでしっかり充電して⇨— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
活動期(5分間隔以降)に満を持してスクワットとか本格的な呼吸法とか、温浴とか階段昇降とかすると、一気にお産が進む場合が多いです。
お産はメリハリ。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
陣痛間隔が10分になったところからが出産開始なんですが、初産婦さんはこの陣痛間隔が5分前後になるまで自力で対処しながらおうちで過ごすことが多いです。(10分間隔で入院になる病院も。)
この期間をいかに疲れずにラクに過ごすかがポイントよ。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
ここでやたら張り切っちゃって疲れたり、上手く痛みを和らげられなくて、5分間隔になる頃にはヘトヘトになっていたり、パニックとか緊張とかでごはん全然食べられなくてエネルギー切れとかになっていると、お産の本番で力が出なくなってしまいます。⇨
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
⇨ お産は陣痛5分間隔、子宮口4〜5cmくらいになってきたところからが大きくギアチェンジされていきます。ここで頑張れないと進むお産も進まないです。赤ちゃんも疲れてきちゃう。
このステージで頑張れるように、おうちではなるべく体力温存しておきましょうね。
その方法はまた今度詳しく。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
回旋異常とか心拍低下とかだったらともかく、前ツイみたいな経過で母体疲労からの微弱陣痛⇨微弱とはいえ陣痛は痛い⇨痛みに耐えるだけで全然お産進まない⇨促進剤(超痛い)、みたいなのは本当にもったいないと思うんよなー。エネルギーを効率的に使ってスカッとしたお産したくないすか?
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
妊娠中の体重管理で食べるのを我慢してた食べ物を「お産の時のお楽しみ」に用意しとくのもオススメ。
カステラ一本食べちゃう人とかいたな😂
私はハーゲンダッツ食べた。
その後陣痛強くなって吐いちゃう事もあるけど気にせずに~。
吐くのもよくあるというか、吐くとお産進んできたなって感じ! https://t.co/ZB8eyoh6Zp
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
痛くて食べれないままだと、最後のいきむ体力足りなくなるのよ。
分娩台で産む時のあの姿勢になっても、陣痛の合間におにぎり食べたり、エネルギーゼリー飲んだりできる人も。
そういう人はいきむ力がパワフルよ、やっぱり。
(私はそこまでできなかったー😅)— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
お産を進める、陣痛が強くなってきてからの過ごし方のコツ
一般的に、正常な妊娠経過の初産婦さんの場合の入院タイミングはこの2つです。
- 陣痛間隔が5~10分毎になった時(病院毎・病院と自宅の距離によって変わります)
- 破水した時
入院後そのままグングンお産が進んで数時間でお産になる人もいますし、本当にゆっくりゆっくり24時間以上かけてお産が進む人もいますので、ご紹介する内容がすべての人に当てはまる訳ではありません。
でも色んなバリエーションを知っておくことは、自分の出産時の選択肢を増やすことになると思います。
活動期(5分間隔以降)に満を持してスクワットとか本格的な呼吸法とか、温浴とか階段昇降とかすると、一気にお産が進む場合が多いです。
お産はメリハリ。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
子宮口7~8㌢でお産が停滞し、トイレでの排尿を促したら
LDRの温便座が気持ち良くて動けな~い!
となった妊婦さんにトイレで足浴したらグン!とお産が進んだり。ベッドにずっといるんじゃなく、動いたり体勢かえる事でお産がスムーズになる事はよくある。
でも妊婦さんが→ https://t.co/ZB8eyoh6Zp— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
よし!じゃあやってみます!
とならない事には始まらないので、「お産=ひたすら痛みに耐えるもの」
という固定概念は取っ払って、
「今自分が一番快適な事は何か?」
を感じてみてほしいです。分娩監視装置が固定式だと制限される病院も多いですが、できる範囲で☺️
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
この「いま自分にとって快適なことは何か?」が分かるというのが、いわゆる「自分の身体の声を聞く」てヤツだと思うんですが、普段から習慣付いている人はやっぱり上手ですね。ダンスやってた人、声楽やってた人あたりは、昔からお産が上手と言われるのはその辺に理由があるのかもなー、と思います>RT
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
本当コレなの。スタッフからの提案に対して、
「よし、じゃあやってみます!」
って前向きな、素直な(あまり好きな表現ではないのだけど)気持ちを持ってお産に臨めるか。
スタッフに問題があってそういう気持ちになれないこともあるんだけど、基本はコレでお願いしたい。https://t.co/AgpnoNtJ0V— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月14日
提案を受け入れて実行してもらえるような「寄り添い方」が大事なのは大前提として、何を提案しても「無理無理無理無理!」となると、なかなか難しいですもんね。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月14日
もー、本当それです。
こちらも手を替え品を替え「アレしませんか?」「これどうですか?」とご提案しているのに「…無理です!」とタオルケットひっ被って閉じ込もられるとお手上げになってしまいますよね…
バースプランにも「よし、じゃあやってみます!の精神でいく」とか書いて欲しいくらい笑 https://t.co/l9Lxnsd3Sr— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月14日
子宮口5cm以上開いてきたら、なるべくアクティブに過ごした方がお産が進むのですが、同時に独特の眠気の出てくる時期でもあって、その眠気に身をまかせることもお産を進むことにつながるので「いま寝る?動く?」の細かいアクセルワークをチャカチャカやれるとめちゃ良い。⇨
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
⇨付いてる助産師もなるべく見極めてアドバイスしていくんだけど、やっぱり最後はご自身の感覚だったりするので、この時期は貪欲に快適さを求めて過ごして欲しいと思います。#伝われ#とにかく受け身になって痛みにじっと耐えるのがイクナイ
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
「こんなに陣痛痛いのに、立てとか動けとか鬼かと思いました。でもおかげで停滞してたお産がグンと進んでよかったです!」
と言ってもらったことが。分娩経過が順調なら、動ける時は立ったり歩いたりするといいんですよ。
ずっと動きっぱなしだと疲れて陣痛弱くなるので、休息とのバランスを大切に。 https://t.co/S9SA3zlPis— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月10日
お産をスムーズに進めるために、出産は1人で頑張るのではなくチームで頑張る
初産婦さんでも経産婦さんでも、お産にたった1人で取り組むのには限界があります。
入院すれば助産師がマッサージしたり付き添ったりすることが多いですが、
- あなたの分娩進行状況や赤ちゃんの状態
- 他の分娩進行中の産婦さんの人数
- 産婦さん以外でも病棟での緊急入院・急変の有無
などによって、必ずしもずっと助産師が付き添えるわけではないんですよね。
だから、家庭内で「birth company」を作りましょう、というお話です。
これらのことを、初めてのお産という非常事態の中で、自分一人で対処しきるっていうのは結構難しいと思うのね。だからbirth companyを作りましょう。旦那さんでも、実母さんでも、姉妹でも、親友でも誰でもいいです。あなたが心から気を許せるお産の伴奏者のことです。⇨
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
⇨ その人と、これらの出産中の過ごし方の方針を共有して、出産中は一緒に過ごす。陣痛来てる時に腰をさすってもらったり、サポートをしてもらう。パニックになりそうな時に一緒に深呼吸をリードしてもらう。
伴奏者がいるだけで、お産はずっとラクになりますよ!— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月13日
入院する前に破水した時の対処法
陣痛から出産が始まる場合はジワジワと痛み・張りが強くなることが多いですが、破水は突然「バシャー!」っとなることもあるのでびっくりしますよね。
でも
- 妊娠37週を過ぎて「いつ生まれてもいいね」と言われていて
- 赤ちゃんが逆子でなく、「頭が下」の体勢で
- 出てきたお水の色が無色透明なら
破水自体は慌てる必要のないイベントです。
どこで破水したとしても、落ち着いて病院に連絡して受診してくださいね。
破水して入院してくる時、ナプキンあててくる人多いけど、準備してある赤ちゃん用オムツしてくる方がいいと思うのよね。
生理用ナプキンは経血の吸収を想定した商品だけど、オムツは水分の吸収を想定してるから、被害拡大が少ない。
タクシーや車に乗る時はペットシートひいとくと、なお安心💡
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月13日
- 「バシャー!」と出る「完全破水」と
- 袋の上の方で小さく破水してチョロチョロと羊水が少しずつしか出てこない「高位破水」
があります。
②の高位破水だと尿漏れと区別がつかないことも多く、受診のタイミングを逃してしまう人もいます。
破水から時間が経つと感染を起こして赤ちゃんの元気度に影響を与えることもありますので、「おしっこか破水は分からないな…」と思ったら、必ず病院に連絡してくださいね。
出産の時に出る声・叫び声は恥ずかしくないよ
出産時に大きな声が出たり、暴れたり…
後から思い返すと恥ずかしくて仕方のないお母さんもいらっしゃるようですが、「出産時のごく普通の光景」なのでスタッフは何とも思っていません。
体力温存のために我慢できるなら我慢した方がいいですが、本能的に出た声は恥ずかしいものでもなんでもなく、「そういうもの」と思ってもらえたらいいと思います。
そうそう。
助産師たちは分娩担当以外の仕事をしていても、陣痛室・分娩室から漏れ聞こえてくる産婦さんの声だけで「あ!そろそろお産だな!」って分かるんですよ。すごく特有の、獣っぽい、うめき声に変わるの。
それを後から恥ずかしいと思う人もいますけど、そんな必要全然ないんですよー。 https://t.co/G6Fwivj4tp
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月14日
こんにちは。
お産の時に声が出るのは自然なことです。それをガマンしてもお産は進みません。
お産の時に声が出てしまうのは、全然大丈夫🙆♀️なことだと私も思います。
他の方にも安心していただきたいと思います😊— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月23日
自然に出てしまった声を恥ずかしく思う必要は全然ないんですけど、コントロールできるものならした方がいい。それはスタッフの技術になってくると思うんですが。
あんま大っきい声が出ちゃうとその分疲れちゃうんですよね。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月23日
出産は「便と共に」も珍しくない!でも便秘で産道が狭くならないように注意
「お産の時にウンチが出ちゃったらどうしよう…」と心配する人も多いですが、例え便秘じゃなくても、赤ちゃんの頭が見える頃になってくると高確率で多少の便は出ます。
先ほどの「叫び声」と同じく「お産の時のウンチ」もスタッフにとってはごく当たり前のことで、誰も何とも思っていません。
付き添いのご家族がビックリしないように、事前に教えておいてあげるといいですね。
そうよ。
お産はう○ちの匂いと共にするものよ。時にはおしっこも漏れ出てくるけど、そんなものよ。
スタッフにとっては当たり前なので誰も何とも思いません。
旦那さん、パートナーにもお伝えくださいませ。>RT
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月8日
分かる人には分かると思うんだけど、ちょっとのことで産道って狭くなっちゃうのね。腸にお通じ溜まってるとそれだけで赤ちゃん出てきづらくなっちゃうんですよ、まじで。便秘は妊産婦の大敵。水分、食物繊維、乳酸菌、なるべく歩く、それでもダメならお薬飲んで、とにかく快便を心がけましょう。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月8日
弱い陣痛の内に体の準備をするように排便する妊婦さんも多いですが、何日もスッキリ出てないなら入院時に申告するといいです。
状況が許せば、産後の便秘対策も兼ねて浣腸でスッキリさせる事もあります。
浣腸の刺激で陣痛が強くなる事もあるし。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月8日
普通は入院時の問診で最終排便を聞いてくれますが。
でも「いつ『スッキリ』出たか」まで突っ込んで聞いてくれる助産師ばかりでないので、ちょっとずつは毎日出てるけど、残便感がある人は一応申告しとくと良いかと。
最終的に浣腸するにせよ、しないにせよ。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月9日
浣腸をすごく怖がる人も多いですが、出産前の浣腸は通常、大量の水分を入れる「高圧浣腸」ではないのでご安心を。
通常は、大き目の干し柿位の大きさの容器に入ったグリセリン液(水にとろみをつけた感じ)を入れるだけです。
薬局でもよく売ってるアレ。赤ちゃんの便秘時にも使う事があります。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月9日
出産には心と体の準備が大事
出産を控えて、
- 出産がスムーズに進むコツ
- 産痛を和らげる方法
を知ることはもちろん大切です。
誰しもなるべく苦しまずラクに出産を終えたいですもんね。
でも「どれだけ心と体の準備をして出産が始まる日を迎えたか?」は、お産をスムーズに進ませたり、産痛を和らげるテクニックを知るのと同じくらい大事なことです。
出産に向けた心の準備
出産に向けて「心の準備」をするためには、疑問・不安に感じることを妊娠初期から積極的に聞いて情報収集することが大事だと思います。
「こんなこと聞いていいのかな?ヘンだと思われないかな?」と恥ずかしがらずに、どんな質問でも聞いてスッキリさせましょう!
健診なんかでも、最後の
「他に何か聞いておきたいことないですか?」
という問いかけの後に出てくる質問が、本当に聞きたかった事なんだろうなぁとよく思う。最初から今日聞きたいこと一覧をバン!とご提示いただいてもいいと個人的には思うのだけど。 https://t.co/dquwcfwNCU
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年4月26日
いわゆる“ドアノブ・コメント”ですよね。わたしもいつも、患者さんとは診察室を出る時に一番大切な質問をするものだと思っております。
>一覧
分かります。質問リストを見たり引っ込めたりを繰り返すよりは、初めにバンと見せて貰うのもいいですよね。関連付けて説明できることもありますし。 https://t.co/OCLBZsOnzA— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月26日
妊健は毎回が作戦会議だからね。
良い会議は初めにキチンとアジェンダを示すことが大切。
いろいろ考えすぎずに箇条書きで良いので、質問リストを作って「今日はこれを確認したいです!」と見せちゃうのは、お互いにロスがなくてとてもいいと思います。
どんびーしゃい。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月26日
そうですー、アジェンダ重要。
皆さん、こんな些細な悩み見せたくないとメモ見せるの躊躇されますよね。
私の場合は状況にもよりますが、
「聞きたいことリストとか書いてきました?」
と最初から聞いちゃう事もあります😅どんびーしゃい!
私も声を大にして言いたいです。— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年4月26日
たしかに!こちらから「リストあります?」と聞いてしまうのは良いですね😆
わたしも今度からマネします!
妊婦さんが“こんな些細な”と思うことこそ、むしろ言葉として出してしまって欲しいですよね。意外とこういうのって、ご自身の外に出した瞬間解決しますし。 https://t.co/Rc2kmpkQgW— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月26日
とにかく妊娠・出産は自己主張の練習の場なんや…
そして自己主張するには自分とお産をよく知る必要があるよな。
自分がどういうお産と産後のケアを受けたいか、しっかりイメージする必要があるということ。育児期はさらに自己主張が必要です。「わたしはこうして欲しい」を言えるようになろうね!
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月6日
出産・育児は聞かないと教えてもらえないことも多いです。ていうのは、知るべきことの量が膨大すぎることと、何がその人にとって良いかは千差万別なので、個別の対話が必要になることが多いから。集団指導の時にすぐに質問が湧いてこなくても、後からで大丈夫なので、希望や疑問はどんどん伝えましょう https://t.co/PeIc7SVWQv
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月6日
出産は産婦さんとスタッフの責任半々の共同プロジェクトです。産婦さんは身体を張って命がけで挑んできているし、私たちも免許や専門職としての誇りをかけて毎回臨んでいます。
両者が本気で臨んでいなければ、納得のいく出産体験にはならないのだと思います。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
むしろ助産師は、看護師に比べてキャラが立ってる人が多いので、一生懸命ヤル気はあるけどみんなと足並み揃えるのが無理、みたいなタイプにはそれなりにエネルギー傾けてもらえることが多い気がします。
適当に済まそうと思ってる人。
そういう人には、画一的なケアしか提供されないかもしれません。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
10年くらい前は「どんなお産がしたい?」と聞くと、たまひよとか芸能人のお産ブログとか読んで「わたしも◯◯みたいな出産がしたいです」「アクティブ・バースやってみたい!」とかいろいろ希望が上がったんですけどね…꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱
「今はダメね」て意味じゃなくてふつうに疑問なんだわ。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
SNSによって、10年前より情報へのアクセスは容易になったはず。
出産子育てのコミックエッセイも続々出版されている。なのになんでこんなに知識ゼロの人が増えてるんだろうなぁ。
実際に妊娠するまでは他人事になってしまう人が多いのだろうか。
いつか自分もお母さんになると思えないのかな?
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
納得いく出産体験を目指す場合、産婦本人が可能な限り出産に対して明瞭なイメージを持つことが重要である。
そのためには、両親学級テキストのような教科書的な情報提供と、誰かの体験談を聞くことの両方が必要だと私は考えている。テキストとナラティブは両輪。
体験談は重要な代理体験だから。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
繰り返し言うけど、妊娠出産育児は予習とイメトレが命だと思う。
「案ずるより産むが易し」はもう、みんなには当てはまらない時代になったのかも。どっちかっていうと「人事を尽くして天命を待つ」とか「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とかの方が当てはまる人も多いのでは。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月20日
厳しいことを言うようですが
「陣痛がきたらとりあえず病院行けば産ませてくれるだろう」
とか思っていると、ひどい目に遭いかねません。・こ!こんなにイタイの!いつまで!?
・身の置き方が分からない!
・ナースコール押していいの?みたいな先行き不透明感でパニックになる人も。 https://t.co/5UnVl1sbZf
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
楽しいよ、お産。
しっかり知識、体調、心構えの準備を整えて臨むと。その結果帝王切開になったとしても。無痛分娩を選んだとしても。
お仕事の忙しさとか、人生の優先順位が他にあった人はともかくさ。単なる情報不足で、わけわかんないまんまジェットコースターに乗せられたようなお産はもったいない— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
自分とお産のことをよく知って、自分で考えて、自分で選んだお産。
味わいのあるお産。
私がやりたいのはそういうことです。あなたも一緒に体験しませんか。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
出産に向けた体の準備、体重管理
出産はよくフルマラソンに例えられるくらい、体力・精神力が必要です。
切迫早産・基礎疾患などによる制限がない限り、自分に合った方法でいいので基礎体力は付けておいた方がいいですよ。(ウォーキング、マタニティヨガ、マタニティスイミング、マタニティビクス等)
妊娠前、妊娠初期から少しずつマタニティビクスやマタニティヨガで体作りをしていくことの何が良いかって、産後がラクなんです。無痛分娩で産痛をなくすと、たしかに産後の回復は早いんだけど、元の体力以上ではないんですよね。余裕ある時に、お散歩スタートで良いのでちょっとずつ体作りしましょう。
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月28日
それとね、あまりに多い体重増加も産道狭くなります。
骨産道の形は生まれつきだからどうにもならないけど、筋肉&脂肪から成る軟産道はある程度セルフコントロール可能なので。
軟産道→肉産道
にならないように気をつけてー。https://t.co/gUw3B33hJI— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月8日
アレなー。
内診しても指が広がらなくって子宮口測れない人とかいるんだよなー。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月8日
体重増加が心配だったら、直接健診先のスタッフに相談してください(コワクナイヨლ(´ڡ`ლ)) #peing #質問箱 https://t.co/x5eMdJH2x7
— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月8日
妊娠中の体重増加→難産の根拠がないのは、そもそも日本人と欧米人では骨盤の形が違うからじゃ?と思うんだけど、難産になってから
「こんな思いするなら体重管理しとけば~」
と思う位なら、やれる事は一応やっといたらいいんじゃない?と私は思う。— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月16日
こういう事言うと「怖がらせないで」と思う人もいると思います。
でも
・お産は運ゲーな面と
・努力によって報われる面
とが混在しているんです。産後に「~しとけばこんなお産にならなかったかも」と思うと、泣き止まない赤ちゃんや頻回授乳がとても辛くなる事が多いです。
「やれる事はやった」 https://t.co/bpknIhgfma
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月9日
と「自分で」思えると、どんなお産になっても産後をポジティブに過ごせると思います。
他者評価はあまり関係なく「自分で」思えるかが大事。
母乳希望の人でも、お産をポジティブに受け止めている人ほど夜間授乳や頻回授乳に前向きに取り組める印象があります。
長期安静、持病がある…様々な事情が
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月9日
それぞれあるけど、病院スタッフと相談しながら自分にできる事をやって「あとはなるようになれ!」「なるようにしかならない!」と思えるといいですね。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月9日
ツイートの中で「あまりにも多い体重増加には気を付けて」とありますが、「適切な体重増加」は人によって異なります。
妊娠していない時のBMI(肥満度を表す数値:体重kg÷身長m÷身長m)によって、適切な体重増加量を決めることが多いので、かかりつけ病院の医師・助産師に相談してみてください。
一般的な体重増加の目安は以下のようになっています。
- BMIが18.5未満(やせ型):+9〜12kg
- BMIが18.5以上25.0未満(標準体型):+7〜12㎏
- BMIが25.0以上(肥満):医師・助産師と個別相談し妊娠初期からの体重コントロールが必須
バースプランの立て方・書き方
出産をなるべくストレスなく、少しでもラクにしたいのなら、「バースプラン」は欠かすことのできないものだと思います。
バースプランを書くために
- 考えたり
- 調べたり
- 人に聞いたりする
行動自体が、先述の「出産に向けた心の準備」にも直結するからです。
バースプランに何書いていいか分からん!という人は実は多いと思う。
産科は忙しさの緩急がすごいので「察してもらえるだろう」とか思わず、とにかく自分の要望は何でも書いておくべし。
・誰が、どのタイミングから立ち合いしたいのか
・分娩待ちを拒否したい特定の人(義母等)がいないか https://t.co/m3hCMTLwAp— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
・分娩時、出生直後の撮影希望有無
・会陰切開でも何でもして早く生みたいのか、会陰マッサージしてきたから可能な限り伸びるまで待ってほしいのか
・妊娠中は我慢していた陣痛がきたら食べたい物(今の内に食べて!とアドバイスしてもらえる)
・夫のキャラ説明と、どんな感じで声かけしてほしいか— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
・分娩直後からの栄養をどうしたいか?出産直後から頻回授乳して母乳メインにしたいのか、ミルクメインでいいからゆっくりしたいのか
「こんな事書いてもいいの?我儘?」と思わず、恥ずかしがらずに何でも書いて!
今お腹にいる赤ちゃんとあなたにとっては、たった1回のお産ですから。— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
2人目以降の出産のバースプランについては、前回の出産で良かったこと・イヤだったことも書いておくといいかも。
あと、
・前回の流産・死産から今回の妊娠にかける思い
・不妊治療からの出産にむけての思い
なんかも書くと、助産師も思いを一緒に乗せてお手伝いできるので良いかと。 https://t.co/5UnVl1sbZf— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
ほぼ毎日同じことを呟いている気がしますが、「どんなお産がしたいですか?て、そもそもどんなお産があるんですか」ていう人は、それもふつーにスタッフに聞けばいいんだよ。誰も笑わないし、むしろやる気満々で説明してくれると思うけど。
病院ごとに出来ること、オススメなこと違うしね。— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
「バースプランを書く」という行為は分娩施設のスタッフと信頼関係を構築することにもつながるので、「立ち合いの有無」とか浅いことだけ書いて終わるんじゃなく、「自分の思い」を熱く語って助産師も自分の人生に巻き込むくらいのつもりで書くと、お産が楽しくなります。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
実際に心打たれるバースプランを読むとお手伝いにも熱が入るものです。
バースプランからその人の人生観に胸を打たれ、産後の育児相談・母乳相談を何年も継続する人が私には何人もいました。
出産から10年以上経っても年賀状をやり取りする人も。手厚いケアはただ「受け取るもの」ではないのです。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
ホントそれ!!!
バースプランは出産のサービスの注文書ではなくて、お産にかける思いの決意表明ですよね!!! https://t.co/Rbc4Y0XlL2— おかめ (@tocowaka2013) 2019年5月7日
そういった場合に、
- バースプランを考えるか
- バースプランを提出するか
は意見の分かれるところだと思いますが、個人的には書いて提出してみたらいいんじゃないかと思います。
「自分の希望するお産がどれくらいできたか」は、想像以上にその後の育児の楽しさ・しんどさに結びついてくると考えているからです。
具体的なバースプランの書き方については、「母乳をあげたい人のためのバースプランの書き方~帝王切開も想定して書こう!~」でも解説しています。
経腟分娩予定の人も帝王切開バージョンでの出産もイメージしておく
バースプランは「経腟分娩の人だけのもの」ではありません。
帝王切開予定の人も
- 出産前夜にやりたい事、食べたい物はないか(しばらく飲食・自由な身動きができなくなるので)
- 最初の抱っこを誰が・いつしたいのか
- 初回授乳はいつやりたいのか
等々、書けることはたくさんあります。
仮に経腟分娩予定の人であっても、途中で帝王切開に切り替わることは本当によくありますから、帝王切開バージョンも想定しておきましょう。
どちらのバージョンも想定しておくことが心の準備になるので、「帝王切開=失敗」ではなく「帝王切開=プランBになっただけ」と思えると思います。
あと、経腟分娩予定の人も帝王切開も一応想定して書くといいです。
帝王切開率はけっこう高いので全然他人事ではなく、どんなに妊娠経過が順調でも帝王切開になることは普通にあるので。
自分の心の準備のためにもバースプランに盛り込むの、おすすめです。https://t.co/1hxB3PoLDG— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月7日
・帝王切開になった時の流れ
・帝王切開になった場合の母乳の進め方(その病院で出来うるMAXのこと)
は産前学級の必須項目だと思う。
だって(私の印象では)帝王切開率4割の病院も珍しくないし。誰が帝王切開になっても全然おかしくないんだから、集団指導でやらないとー。 https://t.co/zq5CAwM6tB
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年4月26日
会陰マッサージ・会陰切開について
会陰切開についての希望がどの程度お産に反映されるかは、病院や、その日の分娩担当の医師によってかなり変わると思います。
気になる人は病院の方針や実情を妊娠中に聞いておくといいですよ。
院に行って知ったんだけど、会陰マッサージってエビデンスあるんですね。コクランレビュー(医療関係の研究の確かさを評価する国際的なやつ)でも推奨レベル高かったです。
会陰切開なるべくしたくないor切ってもいいけどスムーズに赤ちゃんに出てきてほしい人は、妊娠中からマッサージすると良いのかも— おかめ (@tocowaka2013) 2019年4月25日
【バースプラン】
会陰切開については、病院の方針やお産に入る医師の考えに相当影響を受けるので「できれば」くらいの心積もりがいいかも。自然にできる会陰裂傷は傷口がギザギザなので「縫合イヤ!」というのが本音の医師も多いようです。(会陰切開はハサミで真っすぐ切るので縫いやすい) https://t.co/StaZIWz0FR
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
分娩進行中からおしも温めたりオイルマッサージしながら会陰しっかり伸ばして満を持してDr callしたのに、分娩室入って来るなり無言で手袋してハサミでバツン!とする医師もいて、私が働いていた周産期センターでは対応に苦慮しました。
切開有無にこだわりある人は、外来で実情を聞いておくと→
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
心の準備ができて、理想と現実の乖離が少なく済むと思います。
切開も裂傷もナシで産後を迎えられたら、びっくりするくらい授乳もラクだし、それに越したことないんだけど…
傷ナシのお産は助産院以外で追求してる病院はあまりないかも…です。(個人的見解ですが)— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
出産を終えてモヤモヤしたら「分娩の振り返り」を!
綿密なバースプランを書いていたとしても、
- それが実現できるか
- 実現できるような分娩経過になるか
は、その時になってみないと分かりません。
「自分が思い描いていたお産」と「現実のお産」があまりにもかけ離れていると、気持ちがお産のところで止まったまま前に進めず、育児がとても辛く感じる人もいます。
そういう時に必要なのが「分娩の振り返り(バースレビューとも言います)」です。
妊娠中母乳育児を熱望してた人が
・産後早期特有の頻回授乳
・夜間授乳
・泣き止まない赤ちゃん
をすごくストレスに感じるのは「お産にわだかまりがあるから」という事も少なくない。もし思ってたのと違う・何があってああいうお産になったの?と思ったら「分娩の振り返り」をしてもらうといいです。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
「分娩の振り返り」とは…
カルテや記憶を手掛かりに
「この時は赤ちゃんの心音が〇〇だったから~しなきゃいけなかったんだね」
「この時は体力の限界だったけど、赤ちゃんは元気だったから医療介入しないで待てたんだね」
みたいな感じで、実際に起こっていた事と、お母さんの行動・気持ちを→— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
結び付けて、スタッフとお産の経過を振り返ることを言います。
振り返りをするのはお産担当の助産師が一番適任です。
自分の身に何が起こっていたのか、なんで〇〇をしたのかがクリアになると、出産の先にある育児に進むパワーが湧いてくると思います。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
母乳育児支援と同じく、この「分娩の振り返り」も病院・助産師によって温度差がものすごく激しいです。
でもモヤモヤを抱えたまま退院するのは長い目で見るとやっぱり残念なので、聞きたい事・モヤる事があったら担当助産師以外でもいいから聞いてみるといいと思います。
— ミカ子 (@midwife_kaasan) 2019年5月11日
まとめ
陣痛とどのように向き合って「いかにお産を進めるか」のコツと、出産に対する不安に対処できる「気持ちの作り方」についてまとめてきました。
- 陣痛の痛みを和らげる方法・コツ
- 陣痛の始まりの頃の過ごし方
- 陣痛が強くなって子宮口が開いてきてからの過ごし方のコツ
- 出産は1人で頑張るのではなく、チームで頑張る
- 入院する前に破水した時の対処法
- 出産の時に出る声・叫びは恥ずかしくない
- 出産は「便と共に」も珍しくない!でも便秘で産道が狭くならないように注意が必要
- 出産には体と心の準備が大事
- バースプランの立て方・書き方
- 経腟分娩予定の人も帝王切開バージョンでの出産もイメージしておく
- 会陰マッサージ・会陰切開について
- 出産を終えてモヤモヤしたら「分娩の振り返り」をしてもらうのが大事
長文になりましたが、より多くの出産を控えた妊婦さんに届くといいなと思ってまとめました。
ツイートの引用を快諾してくださったおかめさんに感謝します。