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ちょっとびっくりするツイートを目にしたので、今回は「母乳育児とは?」ということについて私が思うことをまとめます。
私がびっくりしたツイート
私がびっくりしたツイートは「『母乳出ないおっぱいはゴミみたいなもの』と言われた」という内容のもの。
いやいや…驚愕でした。
ホントにそんな風に思う人いるんですかね?
母乳出ないおっぱいはゴミ…?
そんなこという人いるの?ホントに??
なんだか涙出るなぁ;もし、適切に頑張っても出なかったのなら、そのおっぱいと、お母さんと、一緒に頑張った赤ちゃんは称賛に値すると思うんだけど… https://t.co/oICJSnEyhK
— mikako@子育て中のフリーランス助産師(育休中) (@midwife_kaasan) 2018年10月15日
ツイッターにも書いたように、称賛にこそ値すれど、バカにされるような要素なんてちょっともないと思うんですよね。
一滴の母乳だって「母乳育児」です。
母乳育児って、「母乳だけ」で育てていることを言うのではありません。
混合栄養も母乳育児の1つの形だと私は思います。
小さじ1杯の母乳には菌を殺す細胞が300万も入っていると言われ、少量でも、例え一滴であっても、母乳には赤ちゃんを守る成分がたくさん含まれています。
母乳の恩恵にどれくらい預かれるかは、「飲んだ量」と「飲んだ期間」に応じて大きくなると言われています。
少ししか出ないのなら長く飲ませればいいんだし、もし短期間で母乳をやめたとしても、飲んだ量と期間分の恩恵はあるので、そこに着目してほしいな…と思うんです。
だから母乳がそれほど出ないからといって、バカにされたり蔑まれたり嫌味を言われたりするのは、本当にお門違いもいいとこです。
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ちょっとの母乳を与え続けるのってすごく大変
あまり出ない母乳をあげるのって、よく出る母乳をあげるより大変なことが多いんです。
思うように流れ出てこないから、赤ちゃんがイライラして怒ったりむずがったりして、思うようには飲んでくれないことが多々ありますから。
ミルクを調乳して消毒して…という手間をかけながら、それでも母乳もあげ続けているお母さんは本当に頑張っています。
つい「母乳だけで育ててるなんてすごいね!頑張ってるね!」って言いたくなりますが、むしろ、出にくいおっぱいをミルクと共にあげ続けている人の方が手間はかかっている場合が多いんです。
どういう授乳スタイルの人が大変で、どういう人がラクチンかというのは一概に言えることでもないし、比較するのはナンセンスですが、「母乳だけで育てているお母さんが頑張ってる」というのは違うと思います。
母乳だけのお母さんも、混合栄養、あるいは今はミルクだけで育てているお母さんも、それぞれに頑張っているんです。
「出にくい母乳を飲ませるのは大変でしょう。よく親子で頑張ってるね。」って言ってあげたいな…と私は思います。
まとめ
母乳育児ってなんぞや?ということについて、私の思うところをまとめました。
ほんと、ツイッターを見ていると、母乳を巡ってイヤな思い・ツラい思いをしている人が多くて胸が痛みます。
誰かと比較する尺度でなく、それぞれの事情や気持ちに寄り添った視線で子育てをしている親子を見てほしいな…と思います。