母乳パッドは基本必要じゃない!ガーゼハンカチで代用がおすすめ

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助産師16年&母乳育児支援者&一児の母。助産師の仕事の中でも特に母乳育児支援が好きで、たくさんの母子の母乳ライフのお手伝いをしてきました。 「『母乳だけ』も混合栄養も全部母乳育児」という思いで、母乳育児を科学的な視点+リアル感覚の両方から解説しています。趣味は子ども服作り。
母乳パッドって準備した方がいいのかな?

本当に必要なのかな?

という疑問にお答えします。

この記事で分かること
  1. 母乳パッドが不要な理由
  2. 母乳パッドの代用品
  3. 母乳の漏れ出しを防ぐ、簡単なテクニック
  4. 外出時の対処方法

母乳パッドは基本いらない!ガーゼハンカチ・タオルが安価で安全です。

私が母乳育児支援をしてきて、母乳パッドが基本的に不要だと考えている理由は3つあります。

母乳パッドが不要だと考えている3つの理由
  1. 母乳パッドは乳頭・乳輪・乳房の皮膚のトラブルの原因になるから。
  2. ガーゼハンカチ・タオルで十分代用できるし、安価・安全だから。
  3. 母乳パッドが必要な期間は意外と短く、わざわざ購入するまでもないから。

順番に説明していきますね。

母乳パッドがいらない理由①:母乳パッドはかぶれ・かゆい・痛いなどのトラブルの原因になるから。

使い捨て母乳パッドの場合

母乳パッドの中でも特に使い勝手がいい「使い捨てタイプ」ですが、肌に直接触れる部分の素材は「不織布」と表記されている商品が大半だと思います。

「不織布」ってどんな素材でしょうか?

不織布ってなんでできてるんですか?

羊毛やコットンなどの天然繊維、レーヨンやアセテートなどの化学繊維、ガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維など、繊維と名のつくものはほとんどのものを原材料にできます。

一般的に多く用いられているのはポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維です。

(前田工繊株式会社HPより)

一般的に使い捨て母乳パッドは安価に作る必要があるため、乳首・乳輪に直接触れる不織布の実態は、ポリエステルなどの合成繊維であることが多いと思います。

また、使い捨て母乳パッドはブラジャーに貼り付けて使います。

これらの使い捨てタイプの母乳パッドの特性上、よく起こるトラブルの代表例を挙げてみます。

使い捨てタイプの母乳パッドでよく起こるトラブルの代表例
  1. 母乳パッドと乳首・乳輪との間で摩擦が起き、乳首がすれて赤くなったり痛くなったりする。
  2. 非常に蒸れやすいので、蒸れによる「かぶれ」を起こし、かゆみの原因になる。
  3. 蒸れやすい環境なので、キチンと授乳毎に交換しないと、雑菌が繁殖しやすくなり、かぶれ・かゆみ・痛みの原因になる。

コットン素材の母乳パッドの場合

「オーガニックコットンを使っていてお肌に優しい♪」を売り文句にしているコットン素材の母乳パッドもたくさん売っていますよね。

使い捨てタイプに比べたら、コットン素材の母乳パッドの方が良いのは言うまでもありませんが、ただし!「正しく使えば」です。

コットン素材の母乳パッドの正しい使い方

トラブルの元となる、蒸れ・雑菌の繁殖を防ぐためには、以下のように正しく使う必要があります。

  1. 授乳する度に毎回新しい物に交換する。
  2. 使ったらすぐに洗濯する。
  3. 生乾きではなく、完全にしっかりと乾燥させる。

これ⇧って、あまり現実的じゃないですよね…

だって、

  • 赤ちゃんのお世話をしながら母乳パッドを毎回洗濯なんてできないし、
  • 洗い替えを考慮し、母乳パッドを10枚以上買う必要がある(しかも布製は高い)

なんて、効率悪いと思いませんか?

母乳パッドがいらない理由②:ガーゼハンカチ・タオルで十分代用できるし安価・安全だから。

でも、母乳パッドがなかったら母乳で下着がびしょびしょになっちゃうでしょ?

と思いますよね。でも、

ミカ子
ガーゼハンカチ・小さめタオルで十分代用できます。

ガーゼハンカチ・小さめタオルを四つ折りにして、授乳ブラとの間に挟むだけです♪

私がガーゼハンカチ・タオルでの代用をおすすめしている理由は以下の4つです。

ガーゼハンカチ・タオルでの代用をおすすめしている4つの理由
  1. 洗面器を使って片手でジャブジャブ!と洗える。
  2. コットン素材の母乳パッドに比べて、広げると薄いので、完全に乾くまでの時間が圧倒的に短い。
  3. ガーゼハンカチ・タオルは母乳パッドが不要になった後も使い道がたくさんあって、ムダにならない。
  4. とにかく安い!

母乳パッドがいらない理由③:母乳パッドが必要な期間は意外と短く、わざわざ購入するまでもないから。

そもそも、母乳パッドっていつまで使うと思いますか?

ミカ子
個人差はありますが、母乳が知らないうちに漏れ出てきてしまうのは特に最初の1~2ヶ月です。長い人でも産後半年もすれば授乳時以外に勝手に母乳が漏れ出ることは少なくなります。

つまり、母乳パッドが必要な期間は意外と短いので、トラブルを起こすリスクを背負ってまでわざわざ買う必要はないと思うんです。

産後1~2ヶ月は自宅で過ごすことも多いですから人目につくこともあまりないですし、多少ブラジャーの中がゴワついても、そんなに困らないと思います。

ガーゼハンカチ・小さいタオルじゃ吸水性が心配な場合、母乳がブラジャーに漏れ出ないようにするためのテクニック

漏れ出る母乳の量が多いから、あんなに薄いガーゼハンカチじゃ不安…

という人もいると思います。

そんな人のためにちょっとしたテクニックをご紹介しますね。

母乳が漏れ出てくる直前には、胸の奥で「ツーン」とする感じがすると思います。

この「ツーン」が来たら、手の平で乳房を垂直にグッと押してみてください。

ポイントは、乳首の上に手の平の真ん中を乗せて、乳房に対して垂直に押すこと!

押す強さは、「痛くない程度に、なるべく強く」です。

これだけのテクニックですが、急な射乳反射を抑えることができるので、覚えておくと便利ですよ♪

外出時だけ使い捨て母乳パッドを使うのはアリ!

ここまで「母乳パッドはいらない!」と力説してきました。

でも、外出時は授乳の度にガーゼを洗うのも乾かすのも難しいですよね。めんどくさいし。

外出時だけは使い捨てできる母乳パッドを使うのは現実的ですし、賢い使い方だと思います。

ただし、「授乳毎に交換する」条件はお忘れなく。

まとめ

市販の母乳パッドが必ずしもいらない理由と、代用方法のまとめでした。

この記事のまとめ

【母乳パットが不要な理由】

  1. 母乳パッドはトラブルの原因になるから。
  2. ガーゼハンカチ・タオルで十分代用できるし安価・安全だから。
  3. 母乳パッドが必要な期間は意外と短く、わざわざ購入するまでもないから。

【ガーゼハンカチ・タオルだと母乳の漏れ出しが心配な場合】

母乳が漏れ出てくる直前に胸の奥で「ツーン」とする感じがしたら、手の平で乳房を垂直にグッと押す。(痛くない程度になるべく強く)

【外出時だけは使い捨て母乳パッドを使う】

ただし、授乳毎に交換するのを忘れずに!

赤ちゃんの抱き方・吸い付かせ方は問題ないように見えるのに、母乳パッドが原因で乳頭痛や乳房の皮膚トラブルを起こす方をたくさんみてきたので、この記事をまとめました。

母乳パッドは一見便利な商品ですが、こうしたリスクも潜んでいることを多くの人に知ってもらえたらと思います。

すでに母乳パッドでトラブルを起こしてしまって困っている人は、「母乳パッドでかぶれる&かゆい&痛い時の対処法・薬について」で対処法について詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

母乳パッドでかぶれる&かゆい時の6つの対処法

2019年4月22日